IT関連のおすすめ国家試験を紹介

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IT関連のおすすめ国家資格・試験を紹介!
難易度・取得方法も解説

 IT業界は変化のスピードが速く、最新の技術やスキルを常に学び続ける姿勢が求められる分野です。しかし、基礎的で普遍的な知識も欠かせません。そうした知識やスキルを客観的に証明する手段として有効なのが関連する資格の取得です。
関連資格の取得や試験に合格することで、自身の知識を示せるだけでなく、就職や転職、さらにはキャリアアップにおいても大きなアドバンテージとなります。今回の記事では、IT関連のおすすめの国家資格・試験を取り上げ、その特徴や難易度、取得方法について解説していきます。
資格取得を検討している方や、これからIT業界で活躍したいと考えている方はぜひ参考にしてください。

IT関連のおすすめ国家資格・試験

 IT関連のおすすめ国家資格・試験として「ITパスポート」「情報セキュリティマネジメント」「基本情報技術者」「応用情報技術者」「ネットワークスペシャリスト」「データベーススペシャリスト」「情報処理安全確保支援士」が挙げられます。

ITパスポート

 ITに関する基礎的な知識を幅広く身につけていることを証明できる国家資格(試験)です。情報処理の仕組みやネットワーク、セキュリティ、経営戦略や会計といったビジネス分野まで出題範囲が広いのが特徴。合格率は例年50%程度と難易度は比較的低めで、IT初心者でも合格を目指せます。
試験はCBT方式で通年実施されており、学習方法としては関連テキストや過去問演習を中心に進めるのが効果的で、基礎的な知識をしっかりと固めれば比較的短期間の学習でも合格可能です。

情報セキュリティマネジメント

 企業や組織における情報資産を守るための基本知識と実務能力を証明できる国家資格(試験)になります。サイバー攻撃や情報漏えいなどのリスクが増す中、セキュリティ対策を担当する人材の育成を目的に設けられた資格です。合格率は例年50~70%程度で比較的難易度は低く、IT部門の担当者だけでなく一般職でも取得できるレベルです。
試験はCBT方式で通年実施されており、選択式でセキュリティの基本概念から関連法規、ネットワークや経営管理までが網羅的に出題され、実務に即したケーススタディで管理や対策も問われます。

基本情報技術者

 ITエンジニアを目指す人にとって登竜門とされる国家資格(試験)で、情報処理技術者試験の区分の一つです。プログラミングやアルゴリズム、ネットワーク、データベース、セキュリティなど幅広い知識が問われ、取得することでIT関連の基礎力を証明できます。
試験はCBT方式で通年実施されており、合格率は40~50%程度、基礎的なIT全般の理解から実践的なプログラミング力まで出題範囲が広いため計画的な学習が求められます。基礎力の習得に加え、応用情報技術者試験など上位資格へ挑戦するための土台作りとしても最適で、エンジニアとしてのキャリア形成において大きな意義のある試験といえます。

応用情報技術者

 基本情報技術者の上位に位置づけられる国家資格(試験)で、ITエンジニアとしての中級レベルの知識と応用力を証明できます。システム開発や運用管理、ネットワーク、セキュリティなど幅広い分野に加え、経営戦略や法務といったマネジメント知識も問われる点が特徴です。難易度は高めで合格率は20%前後で、十分な学習時間の確保が必要です。
試験は年2回実施され、幅広い基礎・応用知識を問う四択形式、記述式で論理的な思考力や実務的な分析力が試されます。合格すればSEやITコンサルタント、管理職を目指す上で大きな強みとなります。

ネットワークスペシャリスト

 情報処理技術者試験の高度区分に属し、ネットワーク設計・構築・運用に関する専門的な知識と技術が問われる国家資格(試験)です。合格すれば大規模ネットワークの設計やセキュリティ対策、トラブル対応まで幅広く対応できる人材であることを証明できます。合格率は約15%前後と難易度が高い試験です。
試験は年1回実施され、幅広い基礎知識、システム設計や事例解析など実践的な応用力が試されます。受験資格に制限はなく、独学でも挑戦可能ですが、より計画的な学習が求められます。

データベーススペシャリスト

 ネットワークスペシャリストと同じく情報処理技術者試験の高度区分に位置づけられ、データベースの設計・構築・運用管理に関する高度な知識が問われる国家資格(試験)です。合格すれば大規模システムでのデータ活用やセキュリティ、パフォーマンスチューニングなどの知識・スキルを証明できます。合格率は15%前後で難易度は高く、SQLの正しい理解や正規化設計、バックアップや障害対策といった実践的知識が不可欠です。
試験は年1回実施され、幅広い基礎知識、事例解析や設計課題を通じて総合力が問われます。受験資格はなく、難易度は高いものの過去問演習や体系的な学習をすれば合格を目指せます。

情報処理安全確保支援士

 情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)は、情報セキュリティ分野の国家資格であり、高度な知識と実務能力を有することを証明できます。企業のセキュリティ対策やインシデント対応、リスク管理など幅広い業務に携わることができ、セキュリティ人材不足が課題とされる現代において高い需要があります。
試験の難易度は高く、合格率は20%程度で、しっかりとした学習計画が不可欠です。出題範囲は暗号技術やネットワーク、システム監査、法制度など多岐にわたり、正しい理解と応用力が求められます。試験は年2回で、合格後は登録制となり、継続的な研修を受ける必要がある点も特徴です。

本校の資格実績

 本校「船橋情報ビジネス専門学校」では、学生一人ひとりの能力を最大限に引き出す指導体制を整えています。だからこそ、応用情報技術者試験や高度情報処理技術者試験といった難関国家資格にも、多数の学生が合格しています。
そうした高難易度資格にここまで挑戦・合格させているIT専門学校は、全国的にも非常に稀であり、本校の“面倒見の良さ”と“本物の教育力”を証明する実績のひとつです。

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IT関連の国家資格を取得するなら

 今回は、「IT関連の国家資格・試験」をテーマにお届けしました。IT分野にも様々な資格があり、合格・取得することで、知識や実力の証明につながり、就職や転職、キャリアアップの大きな武器になります。
学習の過程で得られる実践的な知識は、現場で活躍する力にも直結します。IT業界で長く活躍するためにも、自分に合った資格に挑戦し、継続的なスキルアップを目指すことが大切です。