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Q どうして、小学校3年生(9歳)までが、音楽教育にとってそんなに重要なのですか? |
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A.人間の音楽能力には、それ以上になると十分には育たなくなる臨界期(9歳)がある。 @ 3年生(9歳)の臨界期に気づいたいきさつ 古川小学校で、「ふしづくり一本道」の表を全部一緒に、1年から6年までずっと一貫して行いました。 そのやり方で授業始める前には、高学年はすぐ理解するから、多分そっちの方が早く力が付くだろうと思って、始めました。 しかし、2年目ぐらいから低学年の方が力が付いていました。 これは、年寄りから音楽やった私みたいのが一番経験するんですがね。すぐ分かって、すぐに「それらしいこと」はするのですが、いつまで経っても間違えるんです。 ところが9歳までの子どもは、なかなかつかまえられませんが、いったん覚えてしまったら絶対間違えないんです。 音楽の専門家で、子ども時代にやっていなかった人は、一人もおりません。大人から始めた人はもう商売になりません。野球の選手も何でもそうなんですけどね。 だから、9歳までというのは、どれだけ大事かっていうことを、あの子どもたちで知りました。 A かけがえのない9歳までの音楽能力の臨界期に、勝手なやり方で授業されている 文部科学省の指導要領音楽編は、1・2年(低学年)、3・4年(中学年)、5・6年(高学年)に区切って記述されています(つまり3つの区分で区切っている)。 しかし、絶対に9歳までは、一区切りにした方がよいと考えています(つまり、1・2・3年と4・5・6年の2つの区切り方で育てていく必要がある)。 指導要領は、他の教科が全部、低・中・高になっていて、音楽編もそれに従ったようですが、そんなことで、譲れる問題ではないとは思います。 音楽だけは9歳までは、どうしても分けられないというものがあるのです。 例えば算数で、掛け算の九九は、なぜ2年生の2学期か3学期から始めるかと言ったら、あの歳のあの時期で無いと覚えられないのです。 高学年で教えたら、ダメなんです。かといって、前に足し算と引き算ができていないと使えない。 だから、1・2年で足し算・引き算をやって、ここで掛け算の九九やるということになります。 これは、小学校教師なら誰でもやっているのです。 1・2年でしっかり基礎的な能力をつけて、それで掛け算の九九きちっとやるから、どこの学校へ行っても、先生が代わろうが子どもが代わろうが、算数の授業は成り立っています。 音楽の授業にはこれが何も無い。勝手な先生が勝手なやり方で教えています。これで、今までの音楽は通ってきています。 そこで、指定校で、とにかくまず、全部の先生に「何もしないでもいいから、この通り歩いて下さい。」っていう「ふしづくりの一本道」というものを作りました。 |