…根本体育裏話…
根本正雄(TOSS体育授業研究会代表)
2005年5月
○2005年2月13日、よさこいソーランを創出した長谷川岳氏との対談を行った。場所は札幌市の商工会議所である。札幌駅から大通り公園に歩いて15分のところである。
長谷川氏の第一印象はさわやかな、すがすがしい人間だと感じた。思っていた以上に若々しく、颯爽としていた。
○事務所に入るとすぐによさこいソーランのプロモーションビデオを見せていただいた。ビデオを見ながらガイダンスをしていただいた。
2004年度の参加チーム数は333チーム、4万3千人の参加者である。観客動員数が208万人、会場数が25である。
専属スタッフが10名、約120名の学生実行委員会スタッフ、約4000名の市民ボランティア、プロ警備員1500名、警察官7000名の体制で祭りを行ったという。
○気持ちのよい対談であった。それは長谷川氏も私もよさこいソーランの価値について同調できたからである。「生きる勇気と喜びを子供に体験させたい」と最後に私は述べた。それを聞いた長谷川氏は、目を潤ませておられた。
癌で亡くなった母親が生きる喜びを得たソーランが原点である。私は子供の踊るよさこいソーランを見て感動した。よさこいソーランで子供が変わると直感した。
○「よさこいソーランを1000年、2000年残る文化に残したいです。逆上がりや跳び箱のように体育の教材となるようにしたいです」と私は語った。
長谷川氏は私の目をじっと見ながら頷かれた。私は金儲けや名利のためによさこいソーランを行うのではない。よさこいソーランという文化を日本の子供たちに伝え、生きる感動を体験してほしいのである。
私の夢は日本だけでなく、世界の文化として発信していきたいと願っている。長谷川氏の願いを共有し、共に広げていきたいと思っている。
○対談後、時計台の見える窓で握手を交わした。写真を見ると長谷川氏の表情は私よりも生き生きと明るく、微笑んでいた。爽やかな笑顔であった。心から生きている素晴らしさが滲み出た笑顔であった。
○私も長谷川氏のような笑顔で、子供に接していきたい。そして、よさこいソーランを通して子供に生きる勇気と喜びを与えていきたい。長谷川氏との対談は私にとって大きな衝撃であった。また、お会いしたいと思った。
長谷川氏との対談の内容は本誌6月号に掲載の予定である。
○根本正雄監修『すぐれた体育技術を支える微細技術』(明治図書)全5巻が発刊された。サークル共著である。
第1巻 学習指導編
第2巻 集団行動編
第3巻 学習過程編
第4巻 教材・教具編
第5巻 評価編
いずれも具体的な実践に基づいた微細技術が紹介されている。言われてみれば何でもない方法でも指摘されないと分からない。
そういう方法が各巻に満載されている。活用して、楽しい体育授業をしてほしい。
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