|
1、「遠くに投げる」ことと「速く投げる」ことについて 3、理想的な投動作につながる動きにはどんなものがありますか? |
2、投動作の系統性について |
|
Q.「遠くに投げる」ことと「速く投げる」ことについて 今まで間違っていたのかもしれませんが、「遠くに投げる」ことと「速く投げる」ということは同じだと思っていました。(どこかの文献にも書いてあったような・・・) 基本的には同じではないんですか? 私は野球部で、速い球を投げさせるためのひとつに遠投を重視してきました。(斉藤満幸先生) |
|
A1.「速く投げる≠遠くに投げる」佐々木基先生 速く投げる≠遠くに投げるです。 物理法則から言って、 遠くに投げる=速く投げる+投げ上げ角度の調節 となります。 ある個人を考えると、初速度というのは、短期的には一定です。 その初速度に応じた最適投げ上げ角度というのがあります。 空気抵抗などを無視するなどもっとも単純な条件で考えると、45度になります。 トレーニングによって初速度が向上しますね。 当然、速くなった分だけ、遠くに届きます。 このとき、投げ上げ角度を少し微調整すれば、さらに到達距離を伸ばすことが出来ます。 「基本的に同じ」と言ってよいのかどうか。 |
|
A2.「1人1人の最適投げ上げ角度」根本正雄 佐々木基先生 初速度に応じた最適投げ上げ角度が分かると学習の効率が上がります。 自分の達成目標が明確になり、最適投げ上げ角度で投げるという方法で練習できます。 筑波大学の高橋健夫氏の講演で、中国のボール投げの指導は、体育館の天井にロープを張り、そこを越す練習をさせていたそうです。 一人一人の「初速度に応じた最適投げ上げ角度」というのは、大まかに算出できるものなのでしょうか。 |
|
Q.投動作の系統性について 「投動作は、6歳のころに大人に近づく(筑波大学大学院論文発表)」とあります。しかし、現場にいると信じられません。 磐周教育研究所というところの調査では、「小学校1年生のソフトボール投げの最低記録が1m」と出ています。 田代は小学校2年生担任なので、 「小学校2年生までに1号ボールを5m投げることができる」 という必達目標を提案しています。あと2人なのです。 最近取り組んでいるのは、以下の点です。 「発問:どの角度でボールを投げればいいですか?」 @ 45度 A 30度 B 0度 投射角は「30度」で取り組んでいます。 加齢するにつれ、投動作も複雑になるため、いろいろな説が出ていますね。今まで間違っていたのかもしれませんが、「遠くに投げる」ことと「速く投げる」ということは同じだと思っていました。(どこかの文献にも書いてあったような・・・) (田代光章先生) |
|
A1.「経験の量」佐々木基先生 あと二人という段階になってからが大変なのですよね。 応援しております。 さて、いくつか確認させてください。 1.ソフトボールと手の大きさの関係がわかりませんが、やっと握るという状態でしょうか。 2.当然スナップは利かせられませんね。運動好き、野球好きの男の子で数名スナップを利かせられる子がいるでしょうか。 3.投げ方はアンダーハンドスローは違反ですね。 4.練習が楽しいという前提も必要ですね。 目標の達成に向けては、もうすでにいろいろ試されているのだと思います。的はずれでしたらお許しください。 私の素人考えでは、投球フォームの形成が第1のような気がします。 投球フォームといっても、難しい話はなし。 要は、投げ慣れるということ。 手足の協調とか、つま先、顔、へその向きとか、そんなことが一々言わなくてもそれらしくなっている。 ということ。 うちの娘、小学校4年生ですが、運動慣れしておらず、早い話運動音痴で、ボールがまっすぐ飛びません。 学校で苦労しているのではないかと思います。 出来る子どもとの違いははっきり言って、「経験」の量です。 軽くて、握りやすいボールでうんと練習して、腕の振りに慣れた頃、ソフトボールに取り組んでみてはどうでしょうか。 例えば、卓球のボール、ソフトテニスのボール、硬式テニスのボール、大きさ、重さのギャップにかえって戸惑うでしょうか。 > > 「発問:どの角度でボールを投げればいいですか?」 > > @45度 > > A30度 > > B0度 > > 投射角は「30度」で取り組んでいます。 この実践は投射角度を意識的にかつ微妙に調節できる高学年で意味を持ってくると思います。 やり投げの投射角度が30度だったような。 空気抵抗と浮力の関係でこの角度になるようです。 溝口選手を特集した番組で見た記憶が……。 砲丸投げは45度でなかったでしょうか。 http://kaaad.com/main/report/kaihou8.pdf 7ページに参考になる記述を見つけました。 |
|
A2.「どのように経験の量を増やすか」根本正雄 > > 出来る子どもとの違いははっきり言って、「経験」の量です。 私もそう思います。 昔行われていた石投げ、めんこ、釘差しなどの遊びをどのように経験させていくのかが課題です。 投能力を高めるためには、とにかく投げる量を増やすことです。どのように増やすのかがこれからの研究です。 |
| Q.理想的な投動作につながる動きにはどんなものがありますか? |
|
A.「めんこの動き」大石 貴範先生 めんこの動き(真下投げ)が理想的な投動作の習得に有効であると、伊藤博一氏(習志野市スポーツ振興協会)が述べていました。東大の渡会助教授も真下投げを積極的に応用しているそうです。(出典:ベースボールクリニック2月号) めんこや釘さしには、ボールスピード高速者の投動作に類似した動きがたくさんあるそうです。 科学的にもめんこや釘さしは有効な練習となるようです。 |