根本直伝教師修業
TWO-WAY/小学校/教師修業/根本直伝教師修業/全学年/向山洋一氏の生き様から自分を磨く/伸びてくる人は、まとまった仕事をするものだ
根本正雄
(TOSS体育授業研究会代表)
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伸びてくる人は、まとまった仕事をするものだ
伸びてくる人は、まとまった仕事をするものだ
私が向山先生と出会ったのは、向山先生が千葉大学の講義にいらっしゃっていた時である。
講義の印象も深いが、なぜか初対面の印象は懇親会の席の印象が強い。
講義が終わった後、挨拶に行った。
「素晴らしい講義有難うございました。大変勉強になりました。次回も楽しみにしていますので宜しくお願いします。」
「どうですか、飲みながらお話でもしませんか。」
「ええ、できましたらお願いいたします。」
向山先生が先頭で何人かの学生と一緒に「鈴屋」という店に行った。
席に着くなり、メニューを見ながら次々にオーダーするのに驚いた。やがてテーブルには、御馳走が並んだ。
コップを飲み干すピッチも早かった。
「向山先生の学級通信エトセトラを読ませていただいていました。読んだ感想は、個性の強い人間だなということでしたが、今日の講義を聞きまして、上品で物柔らかなのには驚きました。」
「それは光栄です。明治図書の雑誌に原稿は書かれたことがありますか。」
「まだ一度もありません。」
「それでは、これから一緒に仕事をしていきましょう。」
初めての懇親会の席での話は、この「明治図書の仕事を一緒にして行こう。」というものであった。
その後、私の実践記録の「子どもと体育」とう冊子をお送りした。すぐに返信が来た。
お便りと「子どもと体育」を拝見しました。私には、第六章が心に残りました。
第六章は、ぐいぐいと引きつけられました。
[略]
「子どもと体育」に先生の「力」「素質」を感じます。伸びてくる人は、その立場がどうであれ、みな、このような「まとまった仕事」をするものです。
今後を楽しみにしています。
この手紙は大切にしまってある。「子どもと体育」を読んで、私の力を認めてくださったからである。
教育技術の法則化運動が始まる、半年前の出来事である。
当時私は千葉大付属小に入ったばかりで、授業をすればさんざん批判され、自信を失っている頃であった。
そのために、「今後を楽しみにしています。」という励ましの言葉は、大きな支えになったのである。
初めての出会いで懇親会に参加させていただき、それがきっかけとなって、大学の講義を連続して聞くようになった。
次回から、そういう懇親会などの向山語録をお届けしたい。
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