根本直伝学級経営術|
「芝君、小説というのは人間の苦悩やら惨状やらを書きながらも、読む人にたえず生きる力というか活力を与えるところがそなわっていなくては良い小説とは言えないのです」と言った。そして「君はドラマを書く時、根底におくものはなんです」と聞いた。 「そうですねえ、どんな悲しい話でもその根底には絶えず、それでもこの社会は人が生きてゆく価値のあるところだという考えを見る人に伝えたい気持ちはありますねえ。 例えば“男というものは死ぬことはあっても絶対に負けないんだ”という台詞はいつか言わせてみたいと思っていますね」と、答えると、「そうでしょう。良いドラマだの良い小説だのというのは人を一生懸命元気づけることがその根底となっているんですよ」 |