根本直伝学級経営術

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根本正雄(TOSS体育授業研究会代表)
※写真は、子どものプライバシー保護のため加工してあります

感じる力を育てる


 感じる力を育てるには、どんな指示がよいのだろうか。

原則 : 見るポイントをはっきりさせる

 どこを見ればいいのかが分かれば、感じることができる。
 見る部分を限定して指示していくのである。そうすれば、ポイントがはっきりするので感じる力がついていく。
 5年生の体育で、頭跳ね跳びの指導をした時である。第5時で次の発問から始めた。

発問1  腕を突き放すのは、いつがよいですか。


 子供の予想は、アが1人、イが29人、ウが6人であった。
 頭はね跳びの一番のポイントは、腕の突き放しである。はねが良くできても、腕の突き放しがないと腰から着地してしまう。
 そのために、足を痛めたり腰を打ったりするという事故につながる。身体の反りを作るには、腕の突き放しが必要なのである。
 腕の突き放しを意識させるために、上の発問をするのである。 子供は、はねの時に真ん中がよいことを学習しているので、腕の突き放しでも真ん中と予想したのであろう。
 これも、前時のように各自で確かめさせた確かめさせた後、どこがいいかを聞くとイの真ん中がよいという意見が多かった。
 そこで、全員を集めてS君に跳んでもらうことにした。

指示1  イとウではどちらが跳びやすいかみんなで確かめます。S君に跳んでもらいますから、S君の腕を見ていなさい。

 腕の突き放しがいつ行われているかを見るように指示した。
 1回目跳んだ後、「どちらでしたか?」と聞いた。
 やはり、真ん中がいいという。2回目を跳ばせた。1回目と同じく真ん中がいいというその後、説明をした。

説明  腕の突き放しは、真ん中よりも最後がいいです。跳ねた後に腕を突き放して体を反らします。そして最後まで腕を伸ばしています。

 この時間は、腕の突き放しだけに視点を当てて練習させた。腕が縮んでいたり早く放してしまうとうまく跳べない。
 「手を最後まで伸ばして。」
 「はねをはやくして。」
 こういう指示をしながら回っていった。


 この時間の結果は、次の様である。
ハンドスプリング5人
頭はね跳び12人
首はね跳び9人
達成率78.7%


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