根本直伝講座10

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根本正雄(TOSS体育授業研究会代表)

動きを引き出す指示

原則  動きの原理・原則に基づいて行う


 動きを引き出す指示の原則は、動きの原理・原則に基づいて行うことである。

 下田分校の2〜4年生にタマゴわりサッカーを指導する。タマゴわりサッカーは筑波大学附属小学校の林恒明先生の実践である。


 下田分校の子供は、7人である。高橋先生に入ってもらい4対4で行うことにした。
 最初にやり方を説明した。

【説 明】
 1.攻撃側がボールをける距離は、タマゴから5m離れた線で、タマゴの両側から交互にけります。
 2.攻撃側Aが守備側●印にボールをけります。守備側がボールをとったら、攻撃側にボールをわたし、はじめから攻撃を開始します。
 3.ボールが守備側を抜ける(タマゴをわられて)と攻撃側の得点となります。守備側は作戦を立てて、タマゴをわられないように守備隊形を整えます。

 ルールは次の様にした。
 1.トンガリコ−ンをタマゴの両端に置いてゲームを開始する。ボールが抜けた高さは、守備側の子供が両手を上げ、届かない高さは、得点として認めない。
 2.ゲーム時間は5分。野球のように、1回戦、表5分、裏5分で行う。合計10分で1回戦が終了する。
 3.ボールは2号ドッジボールを使う。

 守備側と攻撃側に分けて練習をした。なかなかタマゴが割れない。そのうちにJ君のけったボールが見事にタマゴを割って得点となった。
 正面にけっているこどものボールは、なかなか割れない。

指示  はじっこがあいているからはじをねらうといいよ。

 それを聞いたJ君が、味方にアドバイスしている。聞いたMちやんがはじっこをねらうと、きれいにタマゴが割れた。
 「やったー。」
 攻撃側から大きな歓声が上がった。逆に守備側がボールを止めると、歓声が上がる。

指示  ボールの真ん中を蹴ると強く蹴れるよ。

 時々、動きの変わる指示を入れてあげる。だんだんスピードのあるシュートができるようになった。
 タマゴを割るというイメージが子供の活動を意欲的にしたのである。円形にしてのボールけりもあるが直径が長いので途中で取られてしまうことが多い。
 タマゴわりサッカーはその点真ん中がせまいので、とめにくい。タマゴを割ることが簡単になっている。
 その上に、守備側、攻撃側と作戦を立てることができる。低学年からサッカーへとつなげることができる。


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