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根本正雄(TOSS体育授業研究会代表)

1.根本体育のツボ@ 3つの要素とは?

 根本体育は、体育指導の苦手な教師が「いつでも、どこでも、だれでもできる授業」を目指しています。
 根本体育の指導は、次の3つの要素で組み立てられています。
 
 @テクニカルポイント
 A発問・指示
 B場づくり
 
 教師の仕事は、教材研究から始まります。その教材の中の、『テクニカルポイント』を探さねばなりません。例えば、「抱え込み跳び」であれば、そのテクニカルポイントは「腕支持と突き放し」にあります。しかし、このまま言っても、子どもには伝わりません。
 そこで、『発問・指示』が必要になります。図をご覧下さい。

 発問
  「跳びこす時、どこを見たら調子よくとべますか。」
   A 手元    B マットの先(3m)   C 正面  

 子ども達の反応はだいたい、Aが2割、Bが3割、Cが5割と分かれます。そこで、次の指示をします。

指示 「まず、Aの位置を見ながらとびなさい。(次にB、Cと順次行う)。」

 Bが一番調子よく跳ぶことができます。
そこで次の図を見せて説明します。

 説明 
  「Cの位置を見ながら跳ぶと、体重が後ろに残ってしまいます。
   Bの位置を見ながら跳ぶと、腕を後ろに突き放すことができます。」

   ですから、Bのマットの先を見るように跳びます。

 どこを見たら動きがよくなるかのポイントを「運動観察の視点」といいます。ここに注目させるのが、『発問・指示』です。


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